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第2回KLA(黒陵教養講座)を仙台で実施しました

 第2回のKLAは8月3日(木)に仙台へ向かいました。
 今回は「先端施設での見学や講座、実験を通して様々な科学の領域の知識を拡充し、教養を深める」ことをテーマに、仙台うみの杜水族館、東北大学工学部を訪問しました。

①仙台うみの杜水族館
 仙台うみの杜水族館では、海洋生物の観察を行いました。
 水族館での見学というと、「きれい、かわいい」で終わりがちですが、今回のKLAでは、生物学の観点から様々な海洋生物の観察を行い、各々の生態を考えることをテーマに臨みました。
  テキストは、生物担当の先生が作ったオリジナルです。

ホシエイの裏側を観察し、器官の働きを考えます
マアナゴを観察し、ウナギとの違いを考えます
アユの口の構造を観察します

②東北大学工学部材料科学総合学科
 東北大学の青葉山キャンパスにある工学部材料科学総合学科を訪問しました。
 最初に、東北大学の工学部や理学部がある青葉山キャンパス全体を外から見学した後、工学部マテリアル・開発系教育研究等の中にお邪魔し、研究施設等を見学しました。
 次に、東北大学の竹田先生から、工学や材料の教育・研究、実験の説明を受けました。

竹田先生から、わかりやすい講義をいただきました

 講義の後、大学の実験施設での実験を観察しました。
 実験の内容は、水溶液と有機溶媒の界面において、電気分解で亜鉛の植物葉状薄膜(金属葉)を作製するものです。

普段、学校では見られない大規模な実験器具を使用しての実験に関心が高まります
金属葉が出来てきました
金属葉を採集します
電気の力で金属資源をリサイクルすることを学びました

 普段、化学や生物の授業で学んでいることが大学の学びにつながっていることに気づくとともに、化学に興味や関心が強まった教養講座でした。
 お忙しい中ご対応いただきました各施設の皆さまに改めて感謝申し上げます。大変ありがとうございました!

 今回の講座を実施した探究・ STEAM 教育推進事業は、岩手県企業局電気事業の収益の一部が活用されています。