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1年総探・ディベート学年トーナメント決勝戦 実施!

 本校1学年の生徒たちが春先から「総合的な探究の時間」に取り組んできた、「北上市立大学の設置の是非」という論題でのチームディベート。10月25日(水)、北上市役所 政策企画課から3名の方を講師にお招きし、激戦の学年トーナメントを勝ち上がった2チームによる決勝戦が行われました。

 決勝戦は、「肯定側:6組J班」VS「否定側:4組A班」の対決。両チームともこれまで資料収集や立論の修正を重ね、メンバーで集まりながら自分たちの主張を練り上げてきました。その過程ではチーム自ら市役所に聞き取り調査に行く姿も見られました。

 本校のディベートの取組みの概要は以下の通りになります。

「肯定側:6組J班」。情報系大学の設置によるIT社会の実現というメリットを軸に論を展開。
「否定側:4組A班」。大学設置による市の財政負担というデメリットを軸に論を展開。
決勝戦にふさわしい試合だけに、会場のオーディエンスもジャッジに頭を悩ませます。
両チームの主張の根拠や論理のつながりについて話し合います。
緊張のジャッジリーダーによるジャッジ発表の瞬間。優勝は6組J班に決定!
講評では、講師の方から「学び」の意義についても熱くお話いただきました。
決勝戦後の質問タイム。大学設置について具体的な質問が多く出されました
生徒からの多くの質問にもお答えいただきました!

 ものづくりのまち、北上。北上市の大学設置の動きについて調査・検討することを通し、社会のあり方や自らの生き方について考察を深める生徒の姿が見られました。

 また、今回の決勝戦では、司会や計時、マイク係、ジャッジの生徒たちがそれぞれの役割を立派に果たし、よい緊張感の中で試合を進めることができました。全ての生徒の頑張りに大きな拍手を送りたいと思います。

 これでディベートの取組みは一区切りとなりますが、これまで培った物事をプラスとマイナスの両面から見つめる力や、適切な資料を収集して主張と結びつける力をさらに伸ばし、1年次の「総合的な探究の時間」後半戦で取り組む「課題研究」へとつなげていきます。