第1回KLA(黒陵教養講座)in宮城 を実施しました!
8月9日(金)、探究・STEAM教育推進プログラム事業の一環として第1回KLA(黒陵教養講座)を実施しました。KLAとは「Kokuryo-Liberal-Arts」の略で、大学や研究施設の見学を通して生徒の教養を深めることを目的に毎年実施しています。今回のKLA(黒陵教養講座)には、史上最多となる本校1・2学年の希望者40名が参加しました!
今回の行き先は宮城県にある「スリーエム仙台市科学館」と「宮城大学・大和キャンパス」です。
①「スリーエム仙台市科学館」(宮城県仙台市)
スリーエム仙台市科学館は、「ふれる科学、ためす科学」を掲げる仙台市随一の科学館です。「宮城・仙台の自然」をテーマとするコーナーや、科学の不思議を体験できる「科学の探究」のコーナー、また、くらしの中の科学をテーマとする「生活系展示」のコーナー等、多岐にわたる展示があり、岩手県では目にすることのない展示に生徒たちは興味津々。2時間では見学が終わらないほどの充実した展示を目にする中で、生徒たちは化学や物理、地学や地学の授業で学習する内容と実生活のつながりについても意識を深めることができたようです。
②「宮城大学・大和キャンパス」(宮城県黒川郡大和町)
宮城大学ではまずはじめに看護学群と事業構想学群に分かれて模擬講義を受講しました。
看護学群では「看護学入門」というテーマで教授・木村眞子先生による講義を実施しました。
事業構想学群では、「持続可能なまちづくり」というテーマで助教・友渕貴之先生による講義を実施しました。
模擬講義後は宮城大学の概要説明や施設案内をして頂きました。
今回のKLA(黒陵教養講座)では、実際に大学に足を運ぶことを通して「総合的な探究の時間」をはじめとする授業の学びが大学や実社会での学びとどのようにつながっているのかを実感する機会ともなりました。特にグループで興味・関心のあるテーマを設定して調査・研究に取り組んでいる課題研究を行っている2年生にとっては、自分たちの研究テーマ「看護職に求められるもの」の内容が看護学群での模擬講義の内容と、また、研究テーマ「地域交通のあり方」や「災害に強いまちづくり」の内容が、事業構想学群での模擬講義の内容とリンクする部分がある等、今後課題研究を進める上大きなヒントを得た生徒も多くいたようです。
今回のKLAでの学びを生かし、今後の「総合的な探究の時間」や各教科の授業における学びがさらに深まっていくことを期待します!
大変ご多忙の中ご対応いただきましたスリーエム仙台市科学館及び宮城大学の皆さまに心より感謝申し上げます。大変ありがとうございました!