1学年総合的な探究の時間「ディベート」ついに頂上決定戦!
1年生は4月から「北上市は北上市立大学を設置すべきである。是か非か。」という論題について、チームで協働して論題について考察してきました。これまでもクラストーナメントから熱い論戦を繰り広げてきました。
ディベートに取り組む目的は、正確な情報収集能力を養い、物事について多面的・多角的に考察する力や、根拠をもとに論理的に思考し、議論する力を養うことです。また、他者と協働して1つのことを成し遂げる力を養うことも目的としています。
10月30日(水)、北上市政策企画課政策マーケティング係から講師として、係長の高橋克幸様と主任の高橋智央様にご来校いただき、ディベートの決勝戦を行いました。
決勝戦では、肯定側2組D班、否定側5組A班が議論を交わし合いました。
肯定側は、「大学設置の初期費用は約99億円だが、大学設置により多くて約190億円の経済効果が期待できる。若者の県外流出抑制にもつながり、キオクシア岩手などの企業とも連携できる。」と主張。
これに対し否定側は、「国の補助金を投入しても負担が大きすぎる。大学設置の影響で他の事業に制限がかかるかもしれない。同じ情報系の学部がある岩手大学や県立大学と競合し、定員割れが予想される。」と論じました。
結果は7対4で否定側が優勝。ジャッジにも高い判断力が求められるため、ジャッジ力の強化にも取り組んできました。ジャッジの生徒も試合を通して毎回成長がみられました。
北上市の講師のお二人には、生徒からの質問に真摯に答えていただきました。本当にありがとうございました。
ディベータ―・ジャッジ・司会進行・オーディエンス皆で取り組んできたディベート。事後アンケートでは、「ディベートを通して論理的思考力が高まった」と回答した生徒が227人中220人。11月から始まる課題研究にディベートで得た力を活用できると信じています。これからも黒陵1年生をよろしくお願いします。